御在所岳(121Om、鈴鹿山脈)
2010年7月17日〜19日
日置・吉尾・中野・石川・本田・坂地
7月17日(土)から19日(月)に御在所岳へ行って来ました。17日駐車場でテント泊+ミニ宴会、18日一の壁、19日中尾根バットレスを楽しんできました。
坂地さんは、18日夕まで同行しました。
「梅雨明け10日」の天候を期待していましたが、18日、19日両日とも、早朝快晴、やがてガス・曇天。後、昼から夕方にかけて天気回復というパターンでした。
とくに18日午前中はガスから、霧雨と小雨を繰り返すような天気でした。しかし、振り返ってみると曇り空が基本の天候でよかったです。19日の午後からの日差しは過激で、午前中曇っていてよかったと感じました。
18日(日)朝、藤内小屋そばでテントをはり、登攀準備を終えた頃から雨がふりだした。迷ったが、壁を見るだけでもと登る。2年ほど前の水害の激しさを見せつけられた。場所によっては全く様子が違う。「兎の耳」のまわりはとくに顕著であった。
やがて藤内沢の出合い。見上げるとガスがかかっていて、迫力ある岩壁は見えない。梅雨空のような中を進むと突然立ちはだかるような「それ」が現れた。一の壁。
壁面は濡れている。濡れると難しい。諦めかけたが、脱出の練習をする。ロープを登り返す。以前プルージックで4〜5m練習したことがあったが、今回は30mを超える壁だ。歯がたたない。いろいろ試したが、バックマンが自分には合っているようだと感じた。雨というのに、先輩方からは色々な「技」がでてくる。引き出しの多さに驚かされる。
この馬鹿を通り越した真面目さに、天も味方してくれた。雨も止み。やがて壁面も乾いてくる。「ダイレクトルート」というV級にトップロープを張ってもらづた。よく行く烏帽子岩と違い、ルートが長いノ緊張感の持続を求められる。その重圧が苦しいが、終了点へ辿り着いたときの充実感は大きかった。また、このルートでビレイもしたが、壁面が長いのでロープを2本繋いでのそれとなった。ロープの結び目をいかに通過させるか、勉強になった。
さらに、Y級「4ルート」に挑戦!(トップロープで!!) 。難しかった。このルートは別名、一の壁の「卒業ルート」というそうだ。卒業どころか入学もおぼつかない。
19日(月) 雨はないが高度を稼ぐに連れ、ガスがでてくる昨日の一の壁を過ぎ、目指すは中尾根バットレス。
バットレスに有名なルートがある。その名も「カリフォルニアドリーミング」7P、5.9〜12a。
憧れのルートである。藤内小屋を過ぎたあたりからも、雲がなければ良く見える。ほぼ45度のきれいなスベリ台のような岩壁。この岩壁は、動く。実は動くように見えるのである。45度に見えた岩壁が、近づけば近づくほど立ち上がってくるよに見える。ルートの取り付きに立つクライマーには、ほぼ垂壁に見える。
「登ったことがこある」と言う酒席の一言で、クライマヤーは中野さん。実は本人の勘違い。完登すればオンサイ卜という状況。助言、進言、格言いや応援、野次(?)が飛び交う異様な盛り上がりの中、クライミングが始まった。残念A0。
中野さん1Pを登りきり、セカンドは私、本田。A0したことはいえ、さすが中野さん。私には同じムーブはできない。「離陸」すらできない。しかたなく壁面左の水のしみ出しというには水量の多いクラック沿いに上がりトラバース。この後難しさに戦意喪失気味。後ろからリードの日置さんが追い上げてくる。やっとの思いで1P終了点ヘ。
しかし、このビレイ・ポイントは足場が悪く、宙づり状態でビレイするような気がしてくる(ホン卜はそんなことナイ)。それを見てか追いついできた日置さんが緊張を解こうと冗談を連発するも、本田の耳は素通りする。(冗談が寒いという訳ではありません。念のため)
続いて2P。最初の乗り越しはA0しても難しかったが、このあとは何とかモチベーションを保つこどのできる壁面であった。日置さんのあと石川さん。吉尾さんも上がってきた。3P終了でお昼になった。アブミで登っている上部のクライマーもいたのでここで登攀終了。60mロープで3回の懸垂で降りたが、日置さんたちは2本を繋ぎ、うまくフォールラインをトレースして、1回の懸垂で降りてきた。懸垂一つをとってもこれというう決まりはない。自由な発想。臨機応変。かしこい。またもクライミングの奥深さに感心した。
(本田)